ちょっとまじで末期症状だよこれ日記

趣味、妄想。
そんなことを言ってた時もありました。
今は昔…。

なんちゃって。健在です!妄想最高!

【まず、夢の話】
登場人物
・娘(黒のタートルネックにひっつめ髪みたいな。仕事中は黒縁メガネをかけているような地味な女。年齢は40くらい)
・母(昔の家庭科の女教師のような女)


ものがたり
母子家庭の母と娘は、学校のような公立の何か施設で住み込みで仕事をしている。母の年齢は還暦過ぎてるようなので、定年後に再就職したのかもしれない。
天井の高い広い倉庫の中に細々した備品の入った箱などが大量に積まれており通路ができている。倉庫内には島のようにデスクが点在しており、使用エリアのみ頭上の蛍光灯がついているという、いかにもな節電体制の職場である。
時はクリスマスイブ。母子のもとには夕方過ぎから外国人の面接者がひっきり無しに訪れている。
仕事の面接ではない。それは、娘の結婚相手募集の広告に応募してきた外国人達なのであった。
その日最後の面接者は、ネパールかインドの生まれだという男。日本にはもう15年近く住んでいるらしい。
いつものように母は質問を連ねていく。
が、娘はどこかぼんやりとして、緊張した様子の男をただ眺めている。
娘がぼんやりしてるうちに面接は終わり、母は面接者の名前が書かれたノートに何か書きつけている。娘は母にそっと訊く。
「どうする?」
母は答える。
「いいんじゃない?」
予想外の言葉だった。母が今まで気に入った男はいない。いつも娘に無言で履歴書を渡してくるので、娘はそれをそのまま応募者に突き返し“またご縁がありましたらお願いします”というのが常なのだ。
娘は少しドキドキしながら、
「え、じゃあなんて伝えたらいい?後日改めてご連絡します、でいいの?」
まさかこの場でいきなり「おめでとうございます!あなたは私の結婚相手に決定しました!」なんていう訳にいかないし…と娘が考えていると、母はくたびれたような声で言った。
「ーお断りで」
ああ、そういうことか。いいんじゃない?というのが、“いつも通りお断りでいいんじゃない”という意味だったとわかり、娘はまた少しぼんやりしながら男に履歴書を返した。
けれども何かが心に引っ掛かり、娘は男の立ち上がるより前に席を立った。
そして、
「駅まで送っていきます」
と口にした。
「ついでに外の様子を見たいので。今日は、雪が降るらしいから」
男に言ったのか、それとも母に言ったのか、あるいは自分に言い聞かせたのか。
娘は、男の先に立って暗い廊下に向かって歩き出した。


…とね、こんな感じの夢だったんですよ。もちゃもちゃ長ったらしく文章にしてるけど、ほんの短い夢だったのですよ。
しかし私は夜中のテンションでなにをやってるんだ。小説みたいなの書いてみたかったのか。へったくそだなあ。

ここから先は妄想なのですよ。
この公立の何か学校のような古い建物。守衛さんがいて、外部の人間はなかなか中に入るのがめんどくさい施設。安全ではあるが、娘はまるで軟禁されているようだと感じている。
そこに勤めている人間っていうのはいろんなことが保障されてるんですよ。で、保障の一つとして結婚相手を選ぶのも公的な仕事として認められているという。だからまるで求人情報を出すように結婚相手を募集できるのですね。
もちろん結婚相手にも保障が適用されるので、応募してくる人は職にあぶれた人とか生活に不安を抱えた外国人とかが多い。

本人の魅力なんていうものは関係ない。ただその立場そのものが魅力的であるからという理由のみで男たちがやってくる。そしてみんな懸命に自分に対して、いや、面接官としてより力のありそうな母に対してむしろ強くアピールしてくる。そんな日々を送るうちにどんどん己をモノのように思ってしまう娘。

間もなく母はここで働く年齢を過ぎてしまうので、そうなると居住区域から出ていかなくてはならない。あくまでここは従事者のみに居住が許されているのだ。
ただ、娘が仕事を続ける限りはその保障の恩恵は続く。
なのでそれをエサに娘の結婚相手を見つけ、稼ぎ手を増やすとともに母の老後の面倒を見てもらうための準備をするーみたいな。

むかーし読んだSFの設定をいろいろ組み合わせたような、現実を風刺したようなちょっと古臭い話ではあるんですが、これがいいところで目覚めたんだわさ!
娘が男を送っていくわという辺りで目が覚めて、そこから先は猛烈な妄想の世界へ突入ですよ!!

SFとか少女漫画とかレディコミとかの世界をごた混ぜにして、ここからこの娘と男の激しくも猛スピードの恋愛が始まるわけですよ!私の脳内で!!!

まるで他人事のように面接者を眺めていた娘の気持ちとか、
クリスマスのカップル達がいちゃいちゃするイルミネーションの下で、男が買ってきてくれたなんかコーヒー飲料的な甘くてあったかいものとか、
違うのよ、私、今までもこんな風に落選した応募者となんちゃらかんちゃらとか女が告白し始めて、
でもどうのこうの…あなたはどうのこうの…いや、君はどうのこうの…

ああ!恥ずかしくてぜんっぜん書けない!!
っつーか、夢の部分書いただけでも超恥ずかしいんだけど!!

なんで恥ずかしいって?設定がやっつけで稚拙だから?違いますよ!そんなんどうでもいいの!要はこの娘は私なんですよ。主人公だもの。私の夢だもの。私でしょ。なんて図々しい!要は妄想のキャラクターを自分に見立てて、これも妄想の相手とのラブロマンスですよ!大丈夫か、私!
と言っても。風貌から家庭環境から仕事から性格から現実の私とはまるで違うんだけど。まー、図々しい!
風貌はでも、あんまり美人過ぎるとコンプレックスに説得力が無いので、美人設定にはしてないんだけど。
母ももちろん現実の母に非ず。
相手のモデルもいません。しかし、カレー屋のインド人とかネパール人で嫌な人に一度も会ったことないので、インドかネパールの人っていうのは素晴らしい人選だと思います。
たぶんネパール人。何故なら私の今まで行ったカレー屋さん、インド料理よりネパール料理の店の方が多いから(理由になってない)。

そういえば前に原宿のコンビニでめっちゃめちゃハンサムな店員さんがいたんで名札見て名前覚えて後で検索したら、ネパールに多い名前らしかったな。なにやってんだ、私。

でもね、違うの!この夢の彼は、いわゆるハンサムなタイプじゃないの!
素朴で、娘より歳は3つくらい下だけど、それでも35歳だから世間的には充分におっさんの年齢で、いとことその奥さんが経営するカレー屋で一緒に働いてるの。いとこの奥さんも、彼やいとこと同じ村の出身なの。なんでこの夫婦、日本に住んでるんだろう?で、そのいとこ夫婦の息子(10歳)も含めた家族と一緒に馬喰町とかの辺りに住んでるの。いや、日暮里だったかな。どっちでもいいや。なんだ、この細かい設定。
ちなみにそのいとこの息子はほんっとかわいいの。いわゆるそっちの国のハンサム、って感じで。奥さんに似たのかな。奥さんがかわいい感じの美人なんだよね!いとこはまあふつう。ひげが生えててちょっとかっこよく見えるけどまあふつう。
でも彼はぜーんぜんかっこよくないの、外見は。

彼の良さは外見じゃないの!すっごい優しいの。面食いの私の妄想なのに、相手がハンサムじゃないの。これって画期的!すごく素敵な彼なの。
だってあんな優しいこと、ふつう言える?まー、日本人じゃまず言ってくれないよな!私のイメージするところのあの辺の人っていうのは、言ってくれるイメージ!決してキザじゃなくて、なんつーか真っ直ぐな優しいセリフなんだよ、これが!具体的には書かないけどね!
うわ、恥ずかしいぜ!!
こんな素敵なセリフ思いつくってことは、私という人間もまだまだ腐ってないんじゃないの?もしかしたら結構いい人なのかも!

少女漫画っつーかレディコミっつーか、いや相手が外国の人だからハーレクイン風っていうのかな。それにしてはものすごく素朴な彼と地味な女の組み合わせで、近未来風庶民的ハーレクインロマンスというか。そんなジャンル。

この後ね!女のとんでもない過去とか、母との確執とか、いろんなことを乗り越えて、怒涛の勢いで話は進展していくのです!急転直下なのです!
しかしヒロインが美人設定じゃなくて相手も冴えないおっさんって、これハーレクインでも少女漫画でも無いよねー。大人向け漫画ならまああるかな。


確か日曜の朝だったかな?そんくらいに見た夢をおかずに、丸2日、かなり没頭しました。なんか、没頭しすぎて彼(名前は当然あるが恥ずかしいので書かない)がホントにいるような気がしてくるくらい。

やっぱね、妄想は好きだけど何も燃やすものが無いと火は起こせないしさ、燃やすもの探しに行くほどの気力も無いわけでさ。
漫画とかゲームとか、既にあるものの二次創作的な妄想もすることはするけどさ。
こうやって、夢でいい素材を投下されるのが一番楽しくて好き!!!

ああ、馬鹿だとも!
でも楽しい!
芝居じゃ絶対やらないジャンル。完全に趣味の世界。
はいはい馬鹿です気持ち悪いです。けっこう、けっこう。

実際に恋愛しなくても妄想の恋愛があれば十分潤うのですよ、これが!
普通の人がひとつの恋愛しかできないのに対し、千も万もの恋愛を楽しむことができる!しかしあまりに脆い妄想の世界。そう、これはまさしくガラスの仮面の世界!

同好の士よ!しかし語り合うにはあまりにも個人の嗜好が細分化され過ぎててなかなか話の盛り上がることのないであろう同好の士よ!永遠にわかりあえないあなたと私はそれでも同じ人種です!ねーっ、これ楽しいよねーっ!

私は今日ひとつタブーを犯しました。
それは、決して外界に漏らしてはならない個人の妄想の世界をかように日記に書いて人の目にさらしてしまったことです。
妄想人にとっては恥ずかしく、そうじゃない人にとっては気持ち悪い、まさにこれは罪なのであります。


あーっ。

久しぶりの日記なのにこんなんですみません。
妄想さいこー。