6月になりました

一か月ちょいぶり日記です。こんなに放置したのは久しぶりです。

継続は力なりっていう言葉。
小学校だか中学校だかに貼ってありましたけど、ふーんという感じで眺めてました。

続けるってすごいですよね。
そして、休んで復帰するっていうのもまたすごい。

自分の周りには、10年くらいお芝居休んで、そいで復帰したよっていう演劇人が数名います。
確かに復帰直後は勘を取り戻すまで苦労した感じも(言われてみれば)あったように見えますが、復帰してちょっと経てばブランクなんて感じないくらい皆さん復活して更に向上してるし。
そりゃレベルアップしないと復帰する意味も無いのかなと思うし。質が下がったんじゃ休んでた時期もただの無駄な時間だったってことになって後悔ばかりになってしまうし。
あんまり大げさなこと言いたくないけど、やっぱり復帰するには覚悟ってものが必要だよなあとか。
ともかく、並みじゃなく大変だと思います。

しんどいのです。続けるのも辞めるのも。
ずーっと続けるのはまあそれなりに、そりゃ、なんだって大変ですが、長くやってたことを一度辞めて、長いこと休んでそこから復帰するのはもっと大変だと個人的には思います。
私は根っからのぐうたらなので余計にそう思うのかもしれません。休みをとることで充電してパワーアップにつなげることができると思えない。止まってから動き出す方が大変に思う。


実は私も今まで二回ほど、芝居を辞めようと思った時がありました。
一度目は結婚しようと思った20代初めの時。わはは。そんなこともあったなあ。まるで別の人の話のようだわ。はい、結婚しなかったから今の私があります。良かった、結婚しなくて。結婚自体がどうこうじゃなく、あんなくそバカなガキんちょと、同じくくそバカなガキだった私が判断力を失った状態で結婚してなくて良かったと思う。
その相手ってのがあれですよ。私の部屋で風邪薬の錠剤半ビン飲んで自殺未遂図った男。すっげー迷惑。ちなみに風邪薬もそんだけ飲んだら意識混濁状態になって救急車で運ばれて入院する羽目になるので面倒なことになります。狂言自殺にも本気自殺にも向かないので絶対やめた方が良いです。
いやー、若気のいたりって怖い。

二度目は10年所属した劇団を辞めた時。疲れきっていたし、ひどい辞め方だったからもう同じ世界で何かやろうなんて図々しいこと考えちゃいかんと思ったし。
でも辞めて2ヶ月くらいでウズウズし始めたし運良く次の道も開けたのですんなりまた始めてしまいましたが(一応当時の劇団に謝罪もできたし…とか言っちゃいかんかな)。

舞台に立ってはいるけど実質休んでるようなもん、みたいなダラダラした期間もありました。
あの期間がもう少し長かったら復帰するのにも勇気が要ったかなあと思ったり。


私の場合は他にできることが一個もないので他のことやってもしんどいでしょうけどね。
できることも得意なことも一つも無くて、社会に適応できなくて、たまにわが身を振り返って呆然としてしまうのです。
そういう事実を抱えながら、どうすることもできずに生きていくわけです、私は。


それにしたって芝居やるのはしんどいし、いろいろすり減る。精神面だけじゃなく。
でも、ラクなのと楽しいのとはイコールじゃないってことだ。


誕生月だし、ちょいとこういうことを考えてみたりもする訳です。
って、いつもと変わんないか。