過去に行きます

今日も自己分析日記です。現実に息づまるとすぐに過去を振り返りたくなります。これも逃避か。

時間移動って、理屈で言えば未来よか過去に行くほうが実現可能だとか。未来はこの世に存在してないけど過去は過ぎ去っただけで存在してるからとかなんとか。ん?逆だっけな。
未来を眺めに行っても特にやることなさそうだし、過去に行ける方が私は嬉しいです。未来は生きてさえいればいずれ体験できるから、先に見たいとは思わない。
例えるなら、ジャンプを発売日前に読めたところで次の号までまた一週間待つのには変わりないんだから、だったらバックナンバーを読み返せる方が価値があるという。

30年近く前にジャンプで連載されてた「飛ぶ教室」という漫画。核ミサイルが発射されて、どういう経緯だったか小学生たちと先生が学校の?核シェルターに避難して生き延びるという話。先生が子供をかばって死の灰を浴びてしまい…という残酷な展開。当時は綿密に調べ上げて描かれた漫画なんだと感動しましたが、今読んだらどうなんでしょう。かの名作「漂流教室」のようにツッコミどころがあったりするんでしょうか。
ハインラインの「夏への扉」をこの漫画で知ったんだよなあ。

結局打ち切りっぽく突然終わってしまい、ついでに単行本も途中で終わってるのです。全2巻だけど連載だとまだ先があったのですよ。
当時「単行本買おう」と思ってた私は書店で激しくショックを受けました。最後まで収録されないとわかってたらジャンプ捨てないで取っといたのに!って。結局ショックでその単行本も買わずじまいのまま、今はおそらく絶版です。
なので過去に行ける方が断然良いです。「飛ぶ教室」もう一度読みたい。


さて、では過去に行きます。
子供の頃の私はひどく内気で、人と関わるのが苦手でした。
祖父母やおじおば、年上の従妹たちにも敬語で話す私は、少し浮いていた気がします。
浮いているなあと思うと会話するのがますます恥ずかしくなって更に距離ができるという。その悪循環がとても嫌でした。
同じ年頃の従妹たちがごく普通の子供らしく無邪気に話しかけているのを見てうらやましいと思いながら、自分には同じことができませんでした。
どうしていいかわからない。人付き合いを脳みそでしようとするのは今も変わりません。

家族に対しても少し遠慮がちでした。緊張があるというか、何か身構えてしまうというか。
愛情無く育ったという訳ではなく、むしろ姉兄と歳の離れた末っ子らしく非常に甘やかされ、大人になった今も無条件で人から愛されて当然と思っている程度には我儘に育ったと思いますが、それでも家族と接する時に他人に対する時のようなぎこちなさがあったりします。
まあしかしそんなもんなのかな。今となってはもういい大人なので、今更こどものように天真爛漫に家族と会話する必要があるとも思えないし。

父とは未だにちょっとしたことで喧嘩になってしまいます。いっぱしの大人のつもりなのに何もわからない子供扱いをされるのが嫌なのでつい反抗してしまうのですね。思春期かよ。
私は「ハタチになって一緒に酒を飲む」をやりたかったのに、それとなく誘ったらさりげなく断られたのを根に持っているのかもしれません。対等な知能レベルで話をしたい願望が父に対してはすごく強いです。
母にはものすごく甘えている自覚があります。母のほうはベタベタしない人なので、若干の寂しさを感じることもありつつ。って、子供か。
9つ上の姉は結婚して子供もいるのにいつまでも浮世離れしてる感じがあり、不思議で、とても尊敬しています。「のんびりした芸術家」という感じの人です。そーいう姉と結婚したダンナさんはこれまたとても面白い人で、頭が良いのです。ちなみに漫画家さんです。姉も漫画家でした。二人ともとても好きです。が、だからと言って仲が良いというのとは違う。憧れみたいなものでしょうか。
5つ上の兄は、思春期の頃は「なんだこいつ、すかしやがって」と思っていましたがハタチくらいの頃には「なんだこいつ頭いいじゃねえか」とちょっと尊敬した時期もあり、けど大人になってまったく理解不能になり今に至ります。奥さんはとってもほがらかで優しくていい人。だから兄にもきっといいとこあるんでしょう。

兄との関わりにおいて「血がつながっていてもわかりあえない人はいる」という現実を知りました。それから、わかりあえない人と無理にわかりあう必要は無いという事も。
それは同時に、「自分がこの人を好きなのはこの人と血が繋がっているからではなく、この人という人間そのものを好きなんだ」ということでもあり。それは素敵なことだなあと思うのです。

正直に告白します。
この日記の着地点がわからなくなりました。
そもそも冒頭の「飛ぶ教室」の話を書いてるうちに、自分が今日何について書きたかったのか忘れてしまいました。

ぐだぐだです。
数十分過去に戻って、自分の思考を見られたならば。