ラブホインブルー

ラブホテルにするかラブホにするか迷ってラブホテルにしました、今回のタイトル。

さて昨日は初の通し稽古でした。まだまだざっくりとですが。
いやあ面白かった!今回の話、私好きですね〜。って自分で書いたんだから当たり前か。

お馴染みな感じと初の試みとがミックスされて、発条としてはなかなか珍しい雰囲気の作品になってる気がします。
今回はまた役者陣が素晴らしいのです。なんか地味だなあと思いつつ書いたキャラクター達の個性が段々としっかりしてきて、これが芝居の面白さなんだな、という。
役者があれこれ想像力働かせてるのが稽古場で伝わってきます。
私今回、すっげー楽ちんかも!

なんて褒めつつも大量のダメ出しをする私です。
あ、ダメ出しというかアイディア出しというか。
良い時ほどダメ出しがいっぱい出るので良い傾向かと。

ラブホテルインブルー情報ページ

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さてここからは超絶内輪話です。

今回、配役を考えた時にひとつ企みがありまして。
それは何かと言いますと、発条レギュラー出演者である江戸川良と日高ゆりあに闘ってもらうことです。
この二人、深く絡む役というのは今まで多くありませんでした。3年前のファンタステカで喧嘩して、2年前のセイルオフでちょっとロマンチックになって、くらいでしょうか。
ずーっと共演しているから知った仲ではあるけれど芝居ではあまり接点のなかった二人。
そんな二人が今回は盛大に絡みます。絡ませようと思いました。
それぞれ相手の呼吸を感じるのに長けている役者なので、上手く行ったら面白いことになりそうだなあと。

稽古していて江戸川良の出るシーンになると、まず江戸川良に目がひきつけられます。
日高ゆりあの出るシーンになると、まず日高ゆりあに目がひきつけられます。
まず、目をひきつける。そういう吸引力のある役者だと思っています。
が、じゃあこの二人が同じシーンに出てたらどうなるのかなと。

昨日の通し稽古でまずその第一回目を楽ませてもらいました。
意外にも、と思うべきか当然と思うべきか。心の中で密かにうひゃひゃと喜びながら二人のシーンを観ておりました。

しかしながら本番までまだ丸2週間の稽古期間があります。この先どうなるか、本番までにどう変化していくのか。
ワクワクしつつ稽古を重ねたいと思います。

この二人がしっかり骨を作ってくれてこそ、他の人間の好き放題だったり誠実だったりする芝居もより活きるというもの。
うーん。やはり今回はいつもと毛色が違います。

あと一つ言ってしまうならば、
過去にもうんとステキだった日高ゆりあさんですが、絶頂期はもしかしたら今かもしれないなと思います。そして、この先も更に進化するであろうという、予感ではなく確信めいたものも感じます。

この日高ゆりあさんと真っ直ぐ闘えるのはやはり江戸川良だよなあ、とまで言っちゃうのは身内びいきが過ぎますでしょうか。
や、どっちも身内ではあるけれど、なんかこの二人の煽り自体がさ。

とにもかくにも、うひゃひゃが止まらない私です。

あともうひとつ。先日の日記で加茂克と柳繁之のかわいこちゃん対決が見どころですと書きましたが、藤一平と孫貞子のいい加減さ対決にも是非ご注目ください。どちらも羨ましいくらい好き勝手な役になっております。
そこまでのつもりで書いた訳じゃなかったのになあという気分で稽古を観ております。