眠りの森

東野圭吾さん原作のドラマ。

さて我が家のテレビは地デジに移行していないため受信できないのですが、携帯電話でテレビが観られるんですねえ。

なんとなーく携帯をいじっていたら阿部寛さんが映ってるのを発見し、そのままラストまで観てしまった。

面白かったあ!
ドラマって最近じゃほとんど観ることが無く、たまに観てもイマイチ面白いと思ったことがなかったんだけど(「ちりとてちん」くらいかな。それより前だと「TRICK」とかまで遡る)、この「眠りの森」は夢中になって観た。

何が気に入ったんだろう。原作?脚本?演出?役者?

確かに役者さん良かったなあ。
阿部寛さんはじめ、柄本明さん(この2人の飲み屋のシーン良い!柄本さんの芝居、あまりに上手くて真剣に見ちゃったよ。面白いなあ)、加藤虎ノ介さん、あと宝塚出身のプリマ役の人も良かったなあ。
それと石原さとみちゃんが超絶可愛かった。こんなに可愛かったっけ!!と感動するほどに。

原作は随分前に読んだので細部までは覚えてないんだけど、クライマックスで
「え〜加賀さんいいの?!」
と思っちゃうくらいロマンチックだったのは覚えてる。
今回のドラマは、阿部寛さん(おそらく原作の加賀さんよりだいぶ年齢が高いであろうこともあり)と石原さとみちゃんとの関係はそんなに色っぽい感じじゃなく作ってた印象。
このキャスティングで色っぽくしようとしたらイヤらしくなってた気がするので、これは良かったなあ。

あと加藤虎ノ介さんはこういう役がほんんっっっとに似合う!!上手い!!

バレエのシーンも良かったし、プリマ良かったし、うーんやっぱり配役好きだなあ。

それと、滑舌って、そりゃ良いに越したことないけど、大枠で見れば些末な問題だよねえと改めて思った。
極端だけど、「滑舌良くてつまんない芝居」と「滑舌悪くて面白い芝居」だったら後者のほうがいいなあ私は。
まあ滑舌は訓練でマシになるから努力した方が良いとは思うけど。
あ、感性を磨いて努力すれば、ちょっとずつでも面白い芝居をできるようになるからそっちも向上の余地あると思うけど。

しかしなあ。
梶田先生はさておき、風間くんは可哀想だよなあ。恋人も。
あの辺りに関しては後味悪い話だよね。やるせないなあ。

全般に何故かあちこち感情移入し過ぎてたのか、ボロボロ泣きながら観ちゃいました。

あープリマ美しかったわ。