神在月から師走に向けて

myp「神在月の奇跡」、終演いたしました!
あー、照明面白かった!限られた空間で限られた設備を使ってどこまでできるか…という面白さ。
まあ正直言うと「どこまでできるか」と言うほど突き詰めることはできなかったのでその辺は今後の課題でありますが。
悔しいので次回公演もまた照明やらせてくださいとダメ元で頼んできました。えへっ。
機材などは劇場で使うようなものではありませんので、ここで習得した技術をそのまま劇場公演で役立てることはできないでしょう。
が、演出をやる上で照明のアイディア出しというのは絶対的に必要だと思っていますので(プロの照明さんと話しあうための前段階であり、最低限)、そういう意味では素晴らしい修行の場を与えてもらえたと思います。
本番中もいろいろ実験させていただきました。

って、人の本番を実験に使うなと演出家に怒られそうというか内心怒ってるかもですが。


脚本も客観的に観られました。
自分が稽古しなくても作品が出来上がるというのはなんてラクなのでしょうか。
演出の部分でも役者個々の演技でも、「ああ、こんなやり方もあるんだなあ」と新鮮な刺激をいただきつつ、とは言えやっぱり自分の演出プランを勝手に夢想したり。
同じ会場で同じ役者で同じ脚本だったとして、自分ならどうするか、なんて。

まあしかし何より自分が主催側にいないお芝居公演と言うものはこんなにラクなものなのか、とつくづく思いました。
あまりお役に立てなくて申し訳ないと思いつつ、ぐうたらお手伝いさせていただきました。

出来上がった脚本は、自分的にはもっともっと、という点が山のようにありましたが、それでも
「いい話だなー」
なんて思ったり。そんな感じでした。
加茂克からは、
「うちではまずやらないような内容だけど、それでも発条っぽい話だった」
と言われました。
私は覆面作家にはなれませんな。

お客様、役者の皆さま、演出の井上さん、主宰の縁さん、楽しい公演をありがとうございました。


さて。という訳で次回は12月。花見卓哉3人芝居の準備が既に始まっております。
昨日は花見卓哉と私と、それに出演者のひとりである杉浦直との3人で、安居酒屋の座敷でひっそり顔合わせをしました。
事務的なことや公演内容の話にはじまり、それぞれの今回の課題についてや自分の好きなお笑いについてなどいろいろ語り合い、結構な時間まで飲んでしまいまして。案の定最後に最後には花見卓哉が粗相をして私に怒られるという事態になりました。


今度はお笑いです。
どんどんハードルを上げて、棒高跳び並みの高さになったところを更に超えて、最終的にはお空の向こうまで飛んでいくような、そんくらいのものを創ろうという心づもりです。

楽しみです。
なんと未だ使用会場からのOKを貰えてないというドキドキの事態もまあ些細な問題です。

会場が決まり次第告知いたします。
皆さまどうぞ観に来てください。