持ち道具仕入れ

昨日は稽古のお休みを利用して、東京の西の方に舞台で使う道具を借りに行ってきました。

今回のお芝居に登場する青年将校と警官。二人とも戦いの真っ最中なため丸腰ではいられませんので、銃刀を準備せねばならないのです。

前回のアイヌの芝居では加茂克が少年の心に戻って武器を手作りしていましたが、今回はそうもいかず。刀なら杉浦くんが各種取り揃えているけれど、拳銃はどうしよう。
と、こんな時にはヤツの出番!そう、困った時の武器商人、八王子の神童(←本人申告)・福丸伯爵の武器庫にお邪魔してきたのであります!

最寄駅も道のりも間違って覚えていた私。初っ端からつまずきそうになりながらも延々京王線に揺られていざ伯爵の館へ。
いやしかし改めて行くと遠いな!府中の更に先ですよ!先に行くほど電車が空いていくのでそれはいいのですが・・・。普段こんなに長いこと電車に乗ることも無いのでくじけそうになりながらも、なんとか到着。

玄関の前に立っただけで既に火薬の臭いが漂ってきます(ウソ)。初期バイオハザードのゾンビよろしくドアをガリガリやってると伯爵が扉を開けてくれました。そして中に入ると、かわゆいフェレットのルークくんが寝起きのお顔でこちらを見ているではありませんか。あああん、かわゆい!夏毛になってる!

ルークくんと遊ぶ暇も無く銃を受け取り簡単に取扱い方を聞きます。そして代金を支払う代わりにターミネーターよろしく店主の頭に銃口を、向けたかったのですがBB弾しか入ってなかったのですがやめました。
ちなみにBB弾仕様じゃないほうの銃には弾をひとつだけこめてもらいました。感覚を確かめるために借りたのですが、最後の一発っていうといざという時の自決用の弾か、と連想してしまいます。やだやだ。

ちなみに、奇跡が起こって助かるかもしれないというところに望みを持ちたい私は、絶対に自決の道は選ばないと思います。誇りを捨てても泥を食っても何としてでも生き残りたいです。
なので最後の一発をお守りにしても、それで撃ち抜くのは自分に襲いかかる困難であり、決して自分の頭ではないでしょう。

まあそんなこたどうでもいいんですが。

ともかく無事に銃を2挺借りて、帰りは車でちょいと先の駅まで送ってもらいました。助かる!
帰りはルークくんはだらしない顔でお寝んねしてました。かわゆいいい!

どうせならフェレットも借りてくりゃ良かったなと思いつつ家に帰りつく頃には既に銃の取り扱い方を忘れていました。うーん。

そんでもってアフターケアまでばっちりの武器商人さまは、取扱説明のために稽古場まで来てくれることを約束してくれたのでした。

ありがとう、福丸伯爵!
そして、
ありがとう、ルーク!

二人のおかげで将校さんと警官の装備も揃い、さて、あとは


まだまだまだまだやることがてんこ盛りです。
とりあえず本日の稽古場には照明さんがいらっしゃるので、それまでに照明のイメージだけでも整理せねばならぬのです。
あー、楽しい。