衝撃のダイエット方法

ブックスダイエットという言葉を聞いたことがあるでしょうか?
私はたまたまネット上で発見して、なんだろうと思い検索してみたのですが、最初に出てきたページに書いてあったのがこちら↓


イソップ物語に「北風と太陽」の話がありますが、従来のカロリー制限ダイエットや運動ダイエットなどの減量法は、「〜してはならない」、「〜しなさい」といった禁止・命令を主体とした我慢や辛さを強いる「北風型」です。しかも、成功率は低く、リバウンド率はかなり高い傾向にあります。また、たとえ成功しても、脂肪のほかに筋肉や骨格系まで減るので体力が落ちてしまいます。

これとは逆に「太陽型」といえるのが、これまでのダイエットとは根本的に発想を変えたBOOCS理論に基づくBOOCSダイエット。つまり、禁止・命令を「禁止」し、食の楽しさや心地よさを実感することによって脳疲労が解消され、自分に適した質・量の食事を摂取できるようになります。結果として、その人の適性体重になるというものです。しかも安全で容易、リバウンドはほとんどありません。また、筋肉や骨格系は衰えずに脂肪のみが減少し、体力の目安である最大酸素摂取量が増えるので体力がアップします。


■カロリーと運動量のアンバランスの結果、肥満になるのですが、その原因は「脳内関係のアンバランス(脳疲労)」だったのです。つまり、過剰ストレスによって脳の処理能力がオーバーすると、脳内の大脳新皮質、大脳旧皮質、脳幹の関係が破綻して「脳疲労」が起こります。そのために食欲中枢の命令異常が起こり、甘いものや脂っこいものが好きになりやめられない、大量に食べるなどの摂食異常が生じ、その結果として太るのです。

■肥満の原因である「脳疲労」を癒すことによって肥満を解消する方法が、九州大学健康科学センター藤野武彦教授により開発されたBOOCS理論です。これに基づくBOOCSダイエットは、世界で初めて大脳にアプローチしたダイエット法で、成功率の高さは、ほかに類例を見ないほどです。


●おいしくて体によいものを食べましょう。体に悪いものでも好きでたまらないものは、とりあえず禁止しないで、1日1回は、健康によい物の中から、好きなものを選んで、楽しく満足するまで食べましょう。

【2つの原理】
•自分にとって嫌いなことをしない。 (禁止・禁止の原則)
•自分にとって快いことをする。 (快の原則)

【3つのルール】
•たとえ健康によいことでも、嫌いなことは、決してしない。
•たとえ健康に悪いこと(食べ物)でも、好きでたまらない場合は、とりあえず禁止しない。
•快いことで、健康によいことをする。

【食べ物の場合・・・】
•健康によい食べ物でも、嫌いなものは食べない。
•体に悪いものでも好きでたまらないものは、とりあえず禁止しない。
•1日1回は、健康によい物の中から、好きなものを選んで、楽しく満足するまで食べる。


・・・私には無理です。絶対に。
これを実行するには、この方法をとことん信じ抜き、罪悪感なんて微塵も感じないようにするという深いマインドコントロールと強じんな精神力が必要だと思います。盲信という、ある意味自分の思考をストップさせるという高度な技も使わねばならないでしょう。
私は小心者なのです。無理です。

もちろん受け取り方次第であって、悪い受け取り方をすればこのうえなく健康には悪そうですが、賢い解釈をすれば、気楽に行こうぜ、世の中の何千、何万という食材や料理の中から、一つや二つ食べなかったからってどうってことないんだから。それよりかいつでもハッピーにいこうぜ、という。そういうことでしょう?違うかな?

でもね、何が嫌ってそもそも食に対してルールを決められるのが嫌だ。私が朝飯を食べるのはルールがあるからじゃない、寝起きは腹が減ってるから食べるんだ、と。
油ものを控えるのは胃もたれしたり顔がテカテカになるのが不愉快だからしないんだ(←ホント、食べたらすぐ顔の毛穴から放出される)。それでもたまに食べたくない時があれば(年に数回あるかないかくらい?)朝食を抜くし、油ものだって全く食べない訳じゃない。
野菜はとらねばなあと思ってるけど、野菜ジュースだけでも。とらないよりましでしょ。後は外食する時に野菜選べばいいや、ってくらいで。
ピーマンもにんじんも、好きじゃないけど好きじゃないと思えば思うほど気になって食べたくなってわざわざ摂取してしまう。
こんな私に、食のルールなんて守れない。いや、まずルールを覚えられない。

人生において自由っていうのは切り札だと思うの。だから、多少の抑圧や義務があってこそ楽しさや喜びがあるのだと思うの(国家単位での極端な弾圧とかを望んでる訳では無いです。そういうのは別よ。そんな話をしてるわけじゃない。)。
例えば漫画とか小説は大好きだけど、社会的な地位は確立されてなくて構わないと思う(もちろん、漫画や小説やアニメを生み出す人を尊重したいし著作権は守られるべきだと思うし、受け取る側は皆どんどんそこにお金を使うといいなとは思う。これもまた別の話だし、あくまで個人的な考えというか思い入れが深いだけなんだけど)。
通勤電車でいい大人が漫画を読んでたら白い目で見られるといいし、子供は漫画をベッドの下に隠せばいいと思う。どうぞどうぞと言われるより、少し後ろめたいくらいがちょうどいいんじゃないかと。

芝居でも、お客さんが面白いと思ってお金を使ってくれる、というところが本来の形でしょう?創る側はプライドを持つと同時に謙虚さをもたねばならない。アホみたいにふんぞり返ってちゃならない。芝居人なんて、所詮は河原乞食みたいなもんじゃないか。何も偉くないんだ。

運良く金持ちの目に留まってパトロンになってもらえたら万々歳。しかし当然の権利の如く国の助成金を求めるなんて、分不相応だ。国家の援助を受けるなんて、今の日本の多くの劇団には必要ない。
芝居・芸能の世界といっても全てを一括りにしないで、国の助けを受けるべき個所、それが必要な個所とそうでない個所があるってことを知るべきだ。
頭でっかちな連中が集まって、ちまちまつまんない芝居やって、客も呼べないし呼べても身内ばっか、そういう劇団は淘汰されればいいだけのことだ。淘汰されないよう続けていきたいなら頑張って資金繰りして続けるのは自由だ。その自由が与えられてるだけで幸せだということを知るべきだ。

何でこんな当たり前のことを書くかというと、思い出したことがあるのですよ。

あの1年半前の震災の後に、とある区の演劇祭で公演が中止になった劇団が、
「震災で公演ができなくなって大赤字で困ってます。区からちょっとでも金銭的な補助が出ないんでしょうか」
みたいな泣き言を言ってるのをたまたま目にしてバカかと思った。
そんな大した芝居なのかよ!!!!!手厚く保護して後世まで残さねばならない芝居なのか?!お前らがやってるのは!
生きてる限り、絶対的な平和も安心も保障されてるわけじゃないんだよ!ましてや我々は、経済的に国家に貢献してる訳でもない、なんなら反社会的な人間なんだよ。それを何だ、補助金が欲しいとは!

赤字の苦しさはよくわかってる。さぞかし大変だろうさ。
でもそこで国に自治体に泣きつこうだなんて恥ずかしくないのか。劇団なんぞ助ける金があったら、震災の復興資金に使うわい。アホか。

先日、仙台から来た芝居ユニットの公演を観て、本当に面白くて、とにかく笑って泣いて、胸が苦しくなって、あまりのことにちょっと感想が書けずにいるんだけど。
その終演後の懇親会で、40歳代くらいの女優さん(若く見えたけど万が一もうちょい上かも)が誰かと喋ってるのを聴いたのですよ。
「あの日は私も避難所にいて・・・どうなるかわからない、今この瞬間のことしか考えられないような状況でした。今でも、1年半経った今でも困難な状況の中で生活してる人がたくさんいるんです。でも、私はこうやって芝居をすることができている。そういう場を与えてもらえている・・・」
というようなことを言ってました。
復興のためのいろんな形の活動がありますが、その中でこの人は、この道を選んだということです。それだけのことです。褒められようとか認められようとかそういうことを越えた、人間の生き方の話です。そして、もうどうしても役者なんでしょう。

河原乞食上等じゃないか。心は錦だ。


という訳でブックスダイエットは衝撃的だなあという話です。
私の主観が入ってるのと、ええーっ!と思うなり日記に書いてるので詳しいことはまったく調べていません。なのでこの記事だけだと偏りがあると思うので、興味がある方は自分で調べてみてくださいませ。

そういや、健康のためには一日一食、という本がちょっと前にやたら取り上げられてましたけど、あれもゾッとしますね。
考えてみたら、食べることに意味をつけること自体、あんまり好きじゃない。何だか遊んでるみたいで。

で、そもそも「ダイエット」ってどういう意味だっけ?と思って辞書を引いたら、
肥満防止と解消のための食餌療法のこと、ですって。
食のコントロールで肥満防止をせねばならないような状況に無い私には、ハナから縁の無い話でした。ごめんなさい、と。そう思うと、何がなんでも食事制限しなきゃならない人には、優しいダイエットは嬉しいかもしれない。

病気で食事制限しなきゃいけない状況って、さぞかし大変だろうなあと思います。痛風とか糖尿病とか肝臓とか腎臓とか、いろいろありますね。気を付けててもなっちゃうこともあるみたいだし、今健康でも明日そうなるかもしれないし。

ダイエットもさ、ただ美容的な目的でやるとしたら、単体ダイエットとか炭水化物を取らないのとか、食べない、とかはちょっとやっぱりもったいない気がするなあ。
食べていい自由があるならば、食べたいね。自分の意思で。いろんなものを適度にさ。
と、筋トレ崇拝者の私は思う次第であります。

筋トレじゃ痩せないってよ。でも筋肉がつくと痩せやすくなるからね。
特に大臀筋至上主義です、ワタクシ。