長いようで短い

発条ロールシアターの旗揚げ以来、ずっとうちに出てくれている役者、江戸川良さんと杉浦直くん。
考えてみたらばまだせいぜい4年くらいの付き合いなのでした。2人とも随分と成長したなあ(←すいません、言ってみたかっただけです。偉そうに)。
ヨソの舞台で杉浦くんを初めて見た時から数えても、おそらく5年は経っていない。

そんなもんかあ!と、少しびっくりしております。
あの日高ゆりあちゃんだって、一緒にやるようになって2年半くらい?村山周にいたっては、みんな自分の息子か弟みたいに思ってるのに、ほんの1年程度しか付き合いが無いんですよ。何それ。

「芝居を一緒にやるってのは、ファックするのと同じだから」
と言ってたハードボイルド(というかロックンローラーっぽい・・・)な先輩役者がいます。

私にとってはファックはあんまり人生に重要で無いので、結婚して家族になったとか、義兄弟の契りを交わしたとか、そういう感じかな?
いや、契りじゃないんだよな。そこまで確かなものじゃなくて。

危機一髪の状態(暴走バスとか宙吊りのまま止ってるエレベーターとか)に居合わせて、一緒に切り抜けた仲間とかかな。
まあ実際毎回けっこうな綱渡り状態で本番を迎えていることだし。

そう考えると何もかもきちんとしていて後手に回ることなく運営している演出・主宰よりか、うちみたいなギリギリな状態の方が絆がより深まって良いのかしら。

なんて言ったらぶん殴られそうだな。はい、嘘です。そんなもん全然良くないです。ごめんなさい。

圧倒的包容力と統率力と天才的能力で持ってカリスマとなって人々を導くような、そういうのがいいなあと思っとるんですよ一応、私だって。

なんつうか、長いようで短い4年でしたけど、「旗揚げからもう4年も経っちゃったの?!」と主宰と嘆きあってたりもします。
人生には限りがある。
自分の小目標をいっこいっこ着実にクリアしていきたいもんです。
しまった、これ来年の10回公演の時にするべき話題じゃないか。区切り的に。

さて、恒例とも言えるこの「振り返り系」の日記。ご存知のお方もござりましょうが、堂々たる現実逃避でございます。
いつのまにやらもう2週間くらいしか稽古する時間が無いんですよ。あっという間だよ、もうっ!

あーーーーっ。映像の撮影日決めねば。