稽古はじめました

おととい土曜日は、9月公演「スキッパーハイ」の稽古始めでした。
お久しぶりの人、お馴染みの人、はじめましての人が集まっての稽古は、ちょっとふんにゃりした感じでした。
ふんにゃり?というか、探り探り?というか、ヨソヨソしい感じ?
表面的には和やかな感じですが、それが逆に不自然な感じといいますか。
ホントにいー?嘘でしょおー?っていう感じ。

このヨソヨソしい感じから、次第にそれぞれがなりふり構わなくなっていく感じが実は好きです。
なんかこう、徐々にぐおおおおおおって上がっていくのが楽しみというか。
で、気づいたら、
怒涛の!
とか、
空前絶後の!
とか、そういう感じになっていくの。いや、なっていったらいいなあと、思います。
うーん。いつにも増して『感じ』が多いなー。

びしっばしっキリッとした稽古場は気持ちいいもんです。
でも時には原因不明の、あるいは原因がわかってるけどどうしたらいいかわからないような空気に包まれることもあります。
あからさまにくだらない原因がある時は別として、そうでなければその変な空気をあえて吹き払わず、どうにかこうにかストレスの波をかいくぐりつつ前に進んでいくっていうのも私は嫌いじゃないです。
他のメンバーは嫌がるかもしれないけど。何かしら負荷がかかる状態って悪くないなあと。
待てよ?私だって役者として参加してる時だったらそんな空気ごめんだわ。

今回の台本は、何やらハッピーな雰囲気を漂わせているのです。
出演者も、人柄のいい人達に見えるのです。
が、そういう時こそ滅茶苦茶にずるずるになっていくのを期待してしまうというか、ぐるぐるぐるぐるできたらいいなあというか、何なら私の手で皆を変な穴に引きずりこみたいというか、で、そんな私を力を合わせてやっつけて欲しいというか。

何を言ってんでしょう。

私、芝居が好きだわ。そんでもって人間も好きだわ。