どうよ!

「セイルオフ」の舞台セット、面白かったでしょうー。今にもぶっ壊れそうなアパートの物干し場が本当にぶっ壊れて(笑)、最後にまた元に戻ったと思ったら、そのまままさか出航するとは・・・。
発想は私ですが、それを具体的に実現できたのは、発条ロールシアターの誇る大道具スタッフ、村上舞台企画さまのおかげです!どうよ!(外注スタッフさんではなくうちの出演者なんですけどね)

お客様を案内してたお姉さんたち、見ましたか?綺麗だったでしょう!すらっと背の高いお姉さんと、小柄で一癖ありそうなお姉さん。二人とも女優さんなんです!
長身の方は小野島由惟ちゃん。情緒不安定な役とか、屈折した女スリとか、これは私は観てないんだけどフィリピーナとか演じちゃいます。
小柄な方は小林レイちゃん。死体とか、精神科の患者とか、これは私は観てないんだけど河童とか演じちゃいます。(小林レイちゃんは、お客様として観に来てくれて、更に翌日の土曜日にお手伝いに来てくれたのですよ!うわあああ!)
劇場に来てまず初めに綺麗なお姉さんににっこりされるとテンションあがりません?もうね、この客席案内、自慢です!どうよ!

そしてその美しくも個性的なお姉さんたちの絶大な信頼を(たぶん)得つつ、いかなる状況でも冷静に対処する受付のお兄さん。こちらも役者であり、そしてまた劇団の主宰であり演出家であり制作さんであり企画なんかも立てちゃう、つまり何でもやっちゃう人。この人こそ、もはやお手伝いとは呼べない領域で発条ロールを支えてくれている、発条ロールシアターの誇る受付スタッフ、劇団夢幻堂の後藤優也くんです!どうよ!

自慢したかっただけなんですが、こうして挙げていくとみんな役者さんなので申し訳なくなってきました。

まあ、舞台セットも受付も素晴らしいのは今回に始まったことではなく、そればかりか音響、照明、役者についても、いつも常にどうよ!という気持ちでおります。

役者で一番のどうよ!は、やっぱり江戸川良さんかなあ。眼光鋭いハンサムで芝居もいろいろ細かくやってるのですが、なんとなく不器用そうな身のこなしがあるおかげで、慣れた感じで舞台の上に立っていても芝居が鼻につかない感じ。この、鼻につく・つかないという感じ、おわかりになりますでしょうか?
珍しいタイプのベテランさんだと思います。大好きです。
回を追うごとに勝手に進化し続けている役者さんです。こちらとしてはものすごいタナボタ状態な訳です。

ありがたや、ありがたや。

ところで「セイルオフ」の登場人物に春日井さんという人がいまして。
「何もできない人なんだけど、周りには何かできる人が集まる」
という人です。
何やら他人事とは思えませぬ。

春日井さんくらいまでいけたら、それはそれで最高のリーダーになれるのでしょう。