まつりの後〜いろいろ順繰りに振り返る-南雲編-

企画公演「no title」終演いたしました。
ご来場くださった皆さん、お手伝いくださった皆さん、スタッフの皆さん、どうもありがとうございました。
出演者の皆さん、お疲れ様でした!いやー、ホントお疲れ様でした。

さて、これから4月の公演に向けて新たな台本を書き始める(って言うかもう書いてる)訳ですが、気分転換がてらしばらくずらずらと「no title」について書こうと思っています。
いつもの本公演と違ってヨソの劇団さんとの交流があったりして珍しいので、ちょっとそのへんの余韻に浸りたいというのもあります。

余韻に浸りたい・・・
はっきり言ってマスターベーションです。『自分語り』の名に相応しい日記内容ですねっ。

◆劇団ふりぃすたいるさんとの関わり◆
2007年春。劇団を辞めて半年ほど舞台から遠ざかっていた私は、とある人からのお誘いで脱線劇団PAGE・ONEという劇団の公演に出ました。12年ぶりの復活公演ということで、あちこちから人が集まっての公演でした。その時の共演者の1人が、劇団ふりぃすたいるの南雲美智次でした。
実はその公演のお誘いを受けた頃、私は他のコント系劇団のワークショップに行き始めたところでした。1回目のワークショップを終え、自分はなんて何もできないのだろうか、今までの10年以上の劇団経験はいったい何だったのだろうかと自己嫌悪に陥ってた私は、
「ワークショップもいいが、芝居は実践だ!」
と、一も二も無くお誘いに乗ったのでした。

動機だけとるとちょっとした現実逃避みたいなものですが、その時に出演した芝居で現・発条ロール主宰の加茂克と出会ったり、南雲美智次と出会ったり、また、今回出演者である遠矢ひこのとも、その時に共演した役者に縁をつないでもらって知り合ったりと、今にして思えばかなり重要な分岐点だったと言えましょう。
もちろん諦めずにワークショップに行っていたとしてもまた別の実りがあったでしょうが、その場合は間違い無く発条ロールシアターは生まれていなかったと言い切れます。良かった良かった。お誘いくれた時田さん、主宰の西谷さん、本気で感謝してます!ありがとうございます!もちろん出会いを除外しても、ものすごく勉強になった楽しい公演でした。

とにかくまあそんな訳でふりぃすたいるの南雲さんと出会いましたのですよ。
こいつがとにかくキチンとした男で、気配りもできるし真面目だし、声もいいし存在感もある。更には立ってるだけで笑いが取れるような妙な雰囲気のある役者なうえに、私の「生まれ変わったらこうなりたい人物ランキングBEST5」にランクインしているくらいの面白くていい奴なのです。
(ちなみに他には、今公演にも出てくれたHさん、前回公演に出てくれたIくん、前述のTさん等がランクインしてます。真面目で面白くて仕事のできる人になりたいってことだな)

さて、そこから今公演での、ふりぃすたいるさんとのコラボレーションが実現する訳です。

つづく。