観て来た!

結局、行く予定だった舞台のうち実際に観に行けたのは半分くらいでした。その中には連絡が遅れて観そこなったステージも。バカだなあ、自分。
今まで、芝居やらライブやら「行けば良かった!」と後悔したことはあっても「行かなきゃ良かった!」と後悔したことはありません。つまらん、時間の無駄だった!とか、このクオリティでこの値段かよ!とか怒ったことは何度かありましたが、それでもどの舞台も観に行って良かったと思いました。その時間、客席にいる自分の内側に何かが生まれたのであれば、それは有意義な時間となるのですから。なので、行きたい舞台はとりあえず迷わず片っ端から行くべし!と思います。今回も痛感しました。
そもそも劇場やライブハウスに足を運ぶのが大好きです。予定が入ってると浮かれます。初めて行く会場は、あちこち舐めるように見ちゃいます。壁とか天井とか。マニアですな。

【行けたの】
・Wit「私とアイツの奇妙な旅」・・・まず高橋いさおさんの脚本が(演出も込みで)超絶面白かったです。大好き。そして三人の出演者が全員ステキでした。「良い脚本があって良い役者がいればそれだけで良い芝居ができあがる。他には何もいらない、後はお客様に観ていただくだけ。」という言葉を思い出しました。女優さんの良さもすごく引き出されてる舞台だなあと思いました。いしだ壱成さんの繊細そうなキャラクターとIKKANさんの激烈なキャラクターの対比と息の合った感じが心地良かったです。あと5時間くらい観続けたいような舞台でした。

・「贋作・一条さゆり※西間木清香バージョン」・・・遅れて入っちゃいましたが、とても良かったです。初めて会った頃に比べてお客さんとの対話がとてもうまくなってるなあと思いました。芝居をきちんとこちらに投げかけてくれる役者さんになってきたなあと。
可愛いくて無邪気だけど、どこかこちら側の性的な目覚めを促すような、そういうはんなりと色っぽい芝居をしてました。

・アチション!「思い出せないロクデナシ〜大規模泥酔の夜に〜」・・・とにかく主宰の青池さん演じるオカマのアケミが可愛くて可愛くて切なくて笑えて、青池さんは芝居も上手いし笑いのセンスもあって無敵だと思いました。同じく目を引くほど芝居の上手い齋藤真くんは、いつから酔いどれ演技が十八番になったのだろうか?と思うほど自然な酔っ払い芝居でした。
青池さんの仕草がとても女性らしくて、ミュールを履いてよくあんなに綺麗に動けるなあと感心。男が女装した時にヒール靴の扱いがぞんざいになっちゃうことがあるけど(女でもある)青池さんはその辺は完璧に「履きなれてる人」をやってました。

・☆The United Night Project☆ Party#22 『TBF TheShowCase』【正位置~祈りは聞かれる~】・・・どれがユニット名でどれがタイトルかいまいちわからないんですが、多分最後の正位置〜ってのがタイトルかと。一緒に観に行った子と開演前に酒をがぶがぶ飲んでいたせいか、最後の30分は尿意との戦いでした。すみません。
私がもし同じ台本・同じ役者さん・同じ会場でこの芝居を創るとしたら・・・と、いろいろ刺激されました。こうしたいなこうしたいな、とりあえず1時間30分以内にまとめるな、と(笑)
終わってから出演者の根市裕久くんをまじえ、また飲み。相変わらず飲んでばっかです。みんな、肝臓をお大事に。

【行けなかったの】
・「贋作・一条さゆり※若林美保バージョン」・・・予約しようと思った頃には売り切れちゃってました。
・ナノランナー・・・超行きたかった!!池山喜勇にも告知もらったけれど、時間的に不可能で行けず・・・。ソロモンテさんというピン芸人さんも2年振りに復帰ですよと聞いて、ソロモンテさん好きな私は更に悔しさ倍増でした。
・藤浪靖子さんの長唄・・・よくよく聞いたら、長唄をやるんじゃなくて長唄で舞を踊ったそうです。

今月はあと一本、しげっちん企画を観に行きます。
脚本の進み具合が順調なので、音楽ライブも行けるかも?という感じです。頑張ろう!