とうとう明日から稽古開始

ここだけの話、いつもは台本だけ用意して後は行き当たりばったりという初日を迎えるのだけど、今回は割りときっちり稽古メニューを考えている。
決して、今回は台本が全然できてないからとかそんな理由ではなくて。いつもだって稽古初日に台本なんてちっとも書きあがってな・・・いやいや、ええと、ただいま鋭意執筆中であります。ラストスパートです。

今回は資料を読み漁るのにえらい時間がかかった。というか現在進行形で未だ読み漁っている。

日本史がこんなに身についていない人間が、日本の歴史を題材に使った話を書いて良いのだろうかと本当に申し訳ない気分になる。前の2.26事件の物語といい。
別にドキュメンタリーって訳では無いし、あくまで歴史上のひとコマをモチーフにしてるだけで、時代や土地すら限定してる訳では無いんだけど、だからって観た人から
「あれは違うよね」
なんて言われるのだけは絶対に嫌だ!

わかっていてあえて事実とずらすならともかく、わからなくて出鱈目を書くのはやっぱりいかんでしょう。
ベルサイユのばら』で、池田理世子先生はオスカル様の衣裳をあえてちょっと新しい時代のものにしたそうだけど、それは漫画的にしっくりくるようにという(絵が華やかになるとか?)調整だったのだろうし、そういうのは良いんだよね。

今回書いている話には、「あれが基になってるのかな」とか、「これがモデルなのかな」とか、日本史好きな人なら簡単に思い当たるような事柄や人もちらほら出てきたりするのだけど、何か突っ込まれた時に私が
「え?そうでしたっけ?」
となるようじゃいかんということで。
「ええ、そうなんですよ」
と、何でも来いの状態でいない限りは、滅茶苦茶書く訳にはいかないなー、という。

また当たり前のことを書いてるなあ。

と言うのも、いい加減、参考資料を読み漁り一言喋らせるのに百個調べないと進まないような、そんな作業にへこたれそうになっている自分を鼓舞する意味があったりするのだ。

まあ、生まれて初めて少しだけ、歴史って面白いかもと思えたのが嬉しい。
少しだけね。
うんざりの方が今は大きい。

ああ、風呂に入りたい。

そういや今朝、ゴミ出しに出たら大家さんがいたので挨拶したら、すっごい怪訝な顔で会釈された。
確かに化粧どころか顔も洗ってない、風呂も入ってない、髪もボサボサで得体の知れないジャージ姿だったけど、正体がわからないほど違うか?

だからっていつもと同じに思われてもそれはそれでショックなのだけど。