それは自己愛

どろっどろに煮詰まって欲しいのだ。来る日も来る日もその人の事を思って、その人が何を考えているのか、どんな風に感じているのか考えて、そして少しでも気持ちを触れ合わせることができないかどうか悩み、心を尽くして、悶え苦しんで欲しいのだ。

愛して欲しいのだ。

いろいろなやり方があるだろうけれど、いろいろな哲学があるだろうけれど、私の稽古場ではそんなやり方も試してみてくれないだろうか。

ほんのあと1か月。

一瞬しか生きられない彼らを大切にしてあげて欲しい。
愚かで優しくて汚くて可愛い彼らを罵って呆れて蔑んで、それで、愛してあげて欲しい。

それは私にはしてあげられないことなのだ。

彼らをよろしく頼みます。