一年のうちにせいぜい2、3ヶ月

芝居の時期しか忙しくないので、1年のうちに本当に忙しいのはトータルでせいぜい2、3ヶ月くらいです。
それ以外の時期にやることと言ったらバイトと観劇と余所の劇団のお手伝いくらいです。はっきり言って、暇です。

しかし無駄に過ごしてきたんだなあと思います。
時間はいくらでもあったのに。
何ゆえ今、こんなにも焦る羽目になるのだろう、と。

昨日は劇場下見、今日は小道具屋さんに行き、明日はセットと衣装の布を買いに行き、その次は芝居を観に行って。
すごいスカスカのスケジュールのつもりでいたのですが、その合間に舞台美術を考えて、衣装案を考えて、脚本上の問題点をクリアして、自分の芝居プランを考えて、夜には毎日稽古をして、照明・音響についてもそろそろもう少し具体的に考えて、お客様に案内を出して、当日の受付のことを考えて、劇場とお店に置きチラシをしに行って、ホームページの更新をして、そうこうしながらも次回3月公演の出演者の打診も始めて・・・。

ああ、書かなければよかった。いや、書き出してそのへんをクリアにしなければ。

うちでは照明さんと音響さんと当日受付スタッフさんしかお願いしてないのですが、衣装さん、美術さん、舞台監督さん、制作さん、その他様々なその道のプロが存在している理由も非常によくわかります。必要だから存在してるんです。当たり前のことですが、いやあ、本当にいろんな力が合わさってできているのですね。

小劇場だとたまに物凄い人がいて、作・演出・音楽(作曲)・振付・美術・出演まで何もかも自分でやっちゃう人もいます。もちろんクォリティも高いです。
そういえば『ひみつのアッコちゃん』で、作・演出のじんのひろあきさんは、照明と音響のオペレーションをやっていたようです。それも凄い。

幸いにして、1年に2、3ヶ月限定のこの忙しさを乗り切るための体力だけは、あり余るほどあります。体力があれば精神力もついてきてくれます。

そして、今いる役者達とスタッフさんは、非常に信頼のおける人たちです。
それだけで助かります。とはいえ、他の誰でもない私がやらなければならないことというのは確実にあるわけで。もたもたしてる場合ではありません。

すごい内部事情を書いてしまいました。いいんでしょうか?
いいんです。書けばとりあえず気持ちが落ち着くんです。

あ、本当に落ち着いたわ。

よしっ。