ミスコン

こないだ「ミスコンの裏側」みたいな番組をやってて何となく観てたんだけど、ミスコンって何の為にやるんだろう?

決勝進出者の為の講習会で、先生様がやたらと「内面の美」を強調してたんだけど、内面の美って何だ?
先生が言うには、「内面の美が重要なんだからネイルアートはやめなさい」だそうだ。
内面の美ねえ…。普段は着ないであろう着物を着させてしゃなりしゃなり歩かせたり、付け焼き刃の知識で環境問題について三分間スピーチさせたり、走る事もままならないような高いヒールの靴を履かせて水着姿で奴隷市のように並ばせたりって事が内面の美につながるんだろうか。謎。

「外見の美こそ全て!」と言い放って、ひたすら美貌を競う方がわかりやすい。でも、どういう基準で優勝を決めたら良いかわからんな。美しさの価値基準って千差万別だし。

ナオミ・ワッツニコール・キッドマンを美しくないと思う人も世の中にはいるだろうし(私は絶世の美女だと思う)、吉川ひなのをかわいいと感じない人もいるだろう(私は激烈美少女だと思う)。
で、やっぱミスコンの意味自体がよくわからん。うーん。

ちなみにその番組で取り上げてたミスコンの出場者達は、誰も彼も小鹿のような細い脚をさらして、栄養失調じみてて痛々しかった。エビちゃんみたいなで、ちょっと風邪引きそうな肉体というか。

これが、例えば浜口京子選手クラスの肉体美が並んでたら壮観だろうなあ。いや美しい。己を律しトレーニングで培った、つまりそれこそ内面の美を伴った美しさ…いや、それどころか心技体の全てにおいてどれひとつ欠ける事ない強さによって作られる究極の美しさだと思うんだけど。
ソニンちゃんとか叶美香とかマドンナの体も良いなあ。見応えある。
けどまあ、別に一般人がそこまでの体を持つ必要がある訳でも無いし。

まあ、例え浜口京子ソニン叶美香の肉体を並べたとしても優勝を決める意味は無いというか決められないか。異種格闘技戦の趣があるな。

ますますわからなくなってきた。

ちょっと欲張り過ぎなんだな、たぶん。
「ミス綺麗な髪コンテスト」とか、「ミスそろばんの得意な駅売店員コンテスト」とか、ジャンルを狭めた方が審査基準もわかりやすい。