私も知らなかったワタシについて

こーいう意味ありげなタイトルをたまにはつけてみたかったんですわ。と、今日は口語体。

何が知らなかったワタシかというと。
いえね、先程ちょいと知り合いの出てる芝居を観て来たんですが、終演後に、ロビーに役者さん達が出て来て挨拶してくれるわけですよ。たいていの小劇団てのは。ファンはウハウハです。
私も、ファンではありませんが、お客さんに汗だくで笑顔を振り撒いていた知り合いの役者君を捕まえて、あそこがよかった、ここがよかったと熱く語り始めた訳ですよ。
今日観たのはたいへん面白い舞台だったので話は尽きず、しかしそれでも一瞬ふと言葉が途切れた時がありました。と同時に私は、脊髄反射の如きスピードで、
「じゃ、帰るわ」
と言い、言いながらもう体が帰りかけておりました。
「え?」
と彼は言い、何で急に?というハテナを滲ませつつ、それでも笑顔で見送ってくれましたが。

帰り道で、そういえば割といつもこんな風に、話をカットアウトするなあと、今までの半生を思い返したのでした。

さて、どうですか、この潔さ!ダラダラ話して相手の時間を無駄にすまじという、この心くばり!!

すごーくせっかちな人だと思われてることがたまにあるのは、こんなとこも要因なんでしょうか。
それにしてもタイトルはイササカ大仰でしたね。
『薄々知ってはいたけど改めて考えてみればこんなワタシ』
てなもんでしょうか。