メロドラマ

たまたまテレビをつけたら『小早川伸木の恋(だっけ?)』とかいうドラマの何回目かをやってたので観てしまった。

柴門ふみ原作のこのドラマは古臭くて大袈裟で、いやー笑った。劇的な場面でクラシックの曲(有名なやつ。なんだっけなー)がかかるの。ドリフのコントで、失敗ばっかりする奥さんがいちいちドラマチックな曲をバックに「私って、ダメな女ね…!」と言うのがあったけど、それを思い出す。
テレビの連ドラを観る習性が無いのでこれも2度と観ることは無いと思うけど、テレビドラマって面白いんだなあ。

唐沢寿明の演技はものすごーくわかりやすくて、舞台向きって気がした。あ、でもこのドラマに合わせてそーいう芝居にしてるんだったりして。
何せ、自分の浮気心を妻に隠す為に「彼女が言い寄って来ただけで俺はそのつもりは無いよ」と妻に言い逃れした後、心のセリフで
「保身の為に彼女を貶めた…俺は、ケモノ以下の存在だ…!」
だぜよ。
ケモノ以下。すげえボキャブラリー。

このドラマとか昼ドラみたいなツッコミながら観られるドラマも面白いけど、私はリアリティーのあるドラマが好きだなあ。例えば…なんて思い付かないけど。

しかしテレビで見掛ける役者さんって、びっくりするくらい下手な人とか滑舌の悪い人がいたりして驚かされる。まあ、そのぶんびっくりするくらい外見が素敵な人も多いんで、プラマイゼロなのかな。

とは言え、テレビでも舞台でも個々人の演技の上手い下手なんかより、トータルの面白さが重要だと思う今日この頃。上手いか下手かの評価なんて、観る側の好みによっても左右されるしね。

でもウィレム・デフォージョニー・デップは、文句無しに演技が上手いと思う。